治療の中断が良くない理由
投稿日:2018年9月1日
カテゴリ:未分類
当院へ受診いただく新規患者さんの中でも、やはり一定数の中断患者さんがいらっしゃいます。
「治療の中断」は私たち歯科医師、歯科衛生士が患者さんに一番避けて頂きたいことです。
治療の途中ですから完治していませんし、加えて治らない状態で放置しておくと、そこから新たな病気を発症する危険性が高まるからです。
そのため、場合によっては最初に受診した時よりも、お口の健康が損なわれることになってしまいます。
一生自分の歯で過ごすことができるよう、是非治療は最後まで受けてください。
治療の中断が多い場面として
①応急処置で「痛み」が消えたとき
痛みが激しいときは、まずその炎症を抑える処置をします。
痛みが消えてから実際の治療が始まるので、中断するとまた元の状態に戻ります。
②仮歯を入れたとき
仮歯を入れると見た目も元に戻って、日常的に不自由しなくなりますが、仮歯はあくまで
仮止めしてあるだけの材質も弱い歯ですので、材質も劣化し細菌も繁殖しやすくなります。
③歯の神経の治療中
中断すると最も抜歯となる危険性が高まります。
神経の治療は繊細な処置を繰り返して、細菌が根の中で繁殖しないようにする処置です。
中断して放置してしまうと、結果的に歯を残すことが出来なくなってしまいます。
④被せ物の型を取り終わったとき
型を取ると技工の工程がかかるため通院間隔が少し開きます。
1~2週間後のお約束を忘れて中断してしますと被せ物が合わなくなってしまします。
歯科治療には患者さんが中断しやすい場面がありますが、どんな時に中断したくなるか、その場面と中断した結果の危険性を知っておきましょう。
ご自身のお口の健康維持のためにも治療は最後までお受けください。
マミー歯科クリニック
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