お口の粘膜に起きる炎症
投稿日:2018年9月3日
カテゴリ:未分類
最近は季節の変わり目のせいか、当院でも口内炎で受診される方が非常に多いので、今回は口内炎について書いていこうと思います。
頬の内側や歯肉の表面に円形の白い潰瘍ができ、食べたり飲んだりするときにしみてヒリヒリ、時には激しく痛むこともあります。これは多くの場合が口内炎です。
好発部位は下図の通りです。
口内炎は疲労やストレス、栄養不足や睡眠不足などで体の抵抗力が衰えているときに発症しやすいです。
同じように見えても治療法は原因によって異なり、歯科医院では塗り薬やレーザーを用いて治療を行ないます。
アフタ性口内炎
直径5㎜程度の円形の白い火曜で、周りは赤く腫れています。
通常は1週間ほどで治りますが、刺激物で強く痛むことがあるため栄養や水分が不足し、症状が
悪化することもあります。
カタル性口内炎
頬の内側や舌を誤って噛んでしまったり、矯正装置などが当たっている所が赤くただれて痛みます。
カンジダ性口内炎
口の中に棲むカビの一種であるカンジダ菌が弦んで起こります。
入れ歯の下の歯肉がただれて痛むもの、舌全体が白い板状の苔のようなものに覆われるものなど
症状は様々です。
口内炎の予防として「口腔内は常に清潔に保つこと」「お口の中の乾燥を防ぐこと」「生活習慣を見直すこと」を心がけましょう。
★口内炎にはアレルギーや性感染症、自己免疫疾患など重大な病気が原因で発症している場合もあります。
また、ただの口内炎と放置していて、実は「口腔がん」だったということも少なくありません。
現在市川市歯科医師会では市川市からの委託を受けて口腔がん検診を行なっております。
市川市民の方は1年に1度は受診可能ですので、詳しくは市川市歯科医師会か市役所へお問い合わせください。
まずは正しい診断が大事です。放置せずにかかりつけの歯科医院で粘膜の状態を見てもらいましょう。
マミー歯科クリニック
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