子供の歯科治療と予防法について
投稿日:2017年6月25日
カテゴリ:院長ブログ
最近は予防についての関心が高まり、当院でも問い合わせが多いので、今回は
『 子供の歯科治療と予防法 』 について、少しですが説明していきます。
「乳歯はそのうち生え代わるから・・・」といって虫歯を放置していると、永久歯にも様々な影響が出ます。
乳歯が重度の虫歯になると痛みで十分に噛めないため顎の発達が不十分となったり、早期に抜かなければならない事になると、隣の歯が異動して永久歯が生えるスペースを確保できずに歯並びに影響する事があります。
また、乳歯の下にある永久歯の表面が弱くなったり、生えてきた永久歯が虫歯になるリスクも高くなります。
小児の治療と予防処置
① 充填・・・・虫歯を削って合成樹脂をつめます。大人でも行う一般的な虫歯治療
② サホライド塗布・・・硝酸銀の殺菌作用とフッ素の虫歯抑制作用があります。
薬の沈着により軽度の虫歯は進行が抑制されますが、虫歯の部分が黒くなります。
主に小さなお子さんで治療が出来る時期までのつなぎとして行います。
③ シーラント・・・奥歯の溝にフッ素入りの樹脂を流し、虫歯を予防する方法です。
生えたての永久歯や乳歯は歯質が弱く、虫歯になりやすいため効果的です。
④ フッ素塗布・・・高濃度のフッ素を歯に直接塗布することによって虫歯を予防する方法です。
「 歯質を強くする、虫歯菌の活動を抑制、歯の再石灰化を促進 」などの効果があります。
予防処置には種類がありますが、虫歯にならないわけではありません。
虫歯にならないよう毎日の歯磨きでお口の中を清潔に保つ事、定期的に検診を受ける事、虫歯になったら早期にきちんと治療する事が一番大切ですね。
マミー歯科クリニック 副院長 萩原 広明
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