妊産婦検診
歯科医師会の仕事で妊産婦検診を行なってきました。
今回の検診は予約された方が23人
妊娠初期から9か月の方まで様々でした。
皆さん比較的きれいに清掃されている方が多かったですが、つわりなどの関係で口腔内の環境が悪く、虫歯や歯周病となっている方もいました。
妊娠中は女性ホルモンの関係で歯周病が進行しやすく、歯周病菌の感染により感染していない人と比較して早産や低体重児を出産するリスクが7倍も高まることなども分かっています 。
妊娠性歯肉炎・歯周炎は、口腔清掃の行き届いた妊婦にはほとんど認められないことからプラークコントロールを徹底的に行うことにより、予防・軽減・治癒すると考えられています。
このような妊娠による変化を考慮し、妊娠以前から口腔の健康の大切さを理解し、セルフケアを中心として歯周病を予防していくことが大切です。
健康面に問題のない妊婦さんは、安定期の間に無理のない範囲で最寄りの保険センターや歯医者さんの受診を行い、妊娠中の口腔ケアについてなどのアドバイスを積極的に受けましょう。
市川妙典 予防を中心に小児からインプラントまで「いつでも頼れる歯医者さん」を目指して!
マミー歯科クリニック 副院長 萩原広明
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