糖尿病と歯周病について
投稿日:2017年6月25日
カテゴリ:院長ブログ
今回は糖尿病と歯周病について触れたいと思います。
現在糖尿病の疑いがある人を合わせると、全国に2210万人の糖尿病患者がいると推定され、それにかかわる大きな問題として合併症があります。
代表的な糖尿病の合併症として 網膜症・腎症・神経障害・心疾患・脳卒中そして歯周病が上げられます。
歯科業界では以前より歯周病と糖尿病は相互に悪影響を与える事が問題視されていましたが、最近ではテレビ番組でも取り上げらていれるため、広く一般に知られるようになって来ました。
歯周病が原因の悪循環のメカニズム
歯周病になる→ ①歯周病菌への免疫反応
↓
血中インスリンの働きを妨げる
↓
糖尿病が進行
↓
さらに血糖値が高くなる
↓
歯ぐきの毛細血管の血流が悪化
↓
歯周病が悪化
↓
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この事からも歯周病の治療と予防は糖尿病の予防・改善につながると言えます。
歯周病は糖尿病だけでなく、心臓病・肺炎・骨粗鬆症・低体重時出産・早産などの影響も及ぼす事が分かってきました。
定期的な歯科健診で歯周病も予防していきましょう。
マミー歯科クリニック 副院長 萩原 広明
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